話せばわかる、は嘘?・・・本当の理解は、、、無い!

・・・本を読む、映画を見る、旅に出る、楽器を弾く、、、なんでもいいのだが、自分の個人的体験や経験をすごく楽しそうに、あるいは真剣に、あるいは深刻に話す人っているよね。ちゃんと話は聞くんだが、よくわからない時がわりにある。注意して相手をするんだが、、、やっぱりよくわからない?
楽しさや、真剣さ、深刻さといった表面的なことは見てれば理解できるし、内容だってわからんわけではない、、、っが、「そんなに可笑しいことか~?」や「そんなに考え込むほどのことか~」っで、相手の底までは、、、やっぱりわからない。?(゜_。)?(。_゜)?
・・・ま~同じ本をよんでも全く感想が違うし、映画を見ても心に刺さる場面がまるで違うことは確かにある。


・・・昔、「タイタニック」をある女性と一緒に見た。満席ではなかったが、7分の入りか?後方境目の一番前の真ん中の席で観賞してた。(映画はわりに真ん中に座りたがる)
船が遭難してみんなが阿鼻叫喚のごとく逃げ出す場面で、船内で演奏してた4人のミュージシャンが、逃げ惑うみんなの気持ちを沈めようと、デッキの上で丸くなって演奏をしてる。やがて危険が迫ってきて、それぞれに楽器を片付け始めた。
「では」「みんなと会えてよかったよ」「幸運を祈る」…それぞれが言葉をかけて肩を抱き合い、歩き始めた仲間、、、だが一人だけそこに立ち停まって、やがてケースを開けて再びバイオリンを弾き始めた。10メートルくらい行きかけたメンバーはそれを聴いて脚を止め、数秒の沈黙の後、戻って同じようにケースを開けて一緒に演奏を始めた。
・・・そう、何の言葉もないシーンだが、音と一緒に死ぬ覚悟をした実にいい場面だ。
自分こそ助かりたい?の本能むき出しの場所で、その瞬間、誰よりも誰よりもミュージシャンがカッコイイ!っと、ド~っと涙が溢れてきたのだ。ウ~~~っと、思わず声を出してがうずくまった。速攻で鼻水ズルズルだ。周りの異様な空気が背中にビシバシ刺さる。
構わずヒクヒクしながらうつむいたまま横を見たら、、、ある女性?がいない。
「あれ?どこ行ったのか?」っと、真ん中の席からやや扇型になってるので、その列の端の方までみたら、一番端に座っていた。…(・・;)?
映画が終わるまで横の席には来なかった。
俺はその時、「あ~人間、基本は一人だな~」ッと理解しあえるは嘘だと深く悟った。 (ー(ェ)ー)・・・


★・・・映画館を出たあとの聞くも涙、語るも激怒?の漫才は、偶然にでもここを見た人が笑い転げて死ぬやもしれぬので、、、止めておく。(^O^)あ~っははは~♪プッ