約束のない日記 ・・・西城秀樹・・・①

・・・西城秀樹が亡くなった。書くかどうしようか迷ったが、ここならいっか~(なにが?)、余り目に付く事もないだろうから。
彼とは昔、2回競演した事がある。正確な日付は忘れたが、大きなプールのある広いイベント会場?だったように記憶する。楽屋で発売されたばかりのデイープ・パープルのレコードを聴いていたら、後ろから覗き込むように「パープルですよね」ッと肩越しに覗き込んできた奴がいる。顔は2~30センチの距離だが、ニっと笑った顔は厭味のない好青年だった。
自分「あ~出たばっかなんだよ。好き?」
西城「もう大好きなんですよ」っと目の前に座りなおして指でリズムを取ってる。
昔からTVを全く見ない自分には誰だかわからなかったが、なんだか一緒に演奏する奴かな~くらいの雰囲気はわかった。カッコよかったし、一般人には見えなかったしね。
10分くらいイギリスのバンドの話しをして、出番があるので「じゃ、また」で別れた。
そう、西城のバックを自分達のバンドが演奏した。初めて生で聴いたけど、まず「いい声質してるな~」と思った。死ぬほどいろんなバンドとステージやってきたが、ボーカルで過去に「やるな~」っと思ったシンガーは二人しかいない。西城はその二人と違って、まずエネルギッシュで歌が大陸的だった。いいグルーブが出て彼もなんだかノっていたように思う。
別れ際にお互い名前を名乗った。こちらはアウトロー的なバンド活動だから、TV局などの派手な場所で会う事はなかったが、それから数ヶ月?過ぎた頃か、どこかの公会堂でまた競演した。(一応こちらもレコードは出していたので、そ~いう遭遇があった)
向こうも覚えていて、またうちがバックをやるので「よろしくお願いします」と挨拶に来た。何か貰ったような記憶もあるが、記憶違いかも。(~~;)
その後、野口五郎とも演奏した事がある。サンタナのカバーで、彼のギターに合わせて我々がback演奏したわけだが、ミスのない丁寧なギターを弾いていた記憶がある。
遠い昔の話だが、、、
★・・・余談だが、自分も酷い脳出血で緊急入院を45日間経験してるから、彼のしんどさ、少しはわかるよ。健康には人一倍気をつけていたとは思うけど、脳梗塞な~言葉もない。自分もそう遠くない日に旅立つ予感がある。そちらに逝ってまだ覚えていたら、いっしょにジャムろうや。合掌