美空ひばり・・・⑨・・あちらで共演?

・・・岩城さんはひばりの歌唱の素晴らしさに、ピッチ(音程)の正確さを上げている。
うん、これはわかる。本当に素晴らしいし、絶品と言っていいくらい正確である。ひばりの歌が安心して聴けるのは、実はこのピッチの絶対安定にある。
「哀愁波止場」の出だしや、途中わずかに三味線が入るだけの無伴奏に近い中で、日本調の歌が入る「車屋さん」なども、最後の着地が見事である。余談だが、これをそこそこ名前の知れた演歌歌手が歌っているビデオがあるが、この日本調の所で、、、♬~人の~恋路~~邪魔す~る~奴~~~窓の月さ~憎らしい~え~車屋さ~~~(いずれも太字のところでピッチが微妙に狂ってきて、最後の車屋さん~の「ん」ではオーケストラと完全にズレている。(^^;)
そう、、、ひばりはいつもなんでもないように笑顔で歌ってるが、ひばりの歌は実はとんでもなく難しいのだ。難しいから笑顔で優しく歌って聞かせてるということを、殆どの人は知らないと思う。知っているのは私と、岩城宏之氏と、船村徹氏くらいであるといえる。 (ー(ェ)ー)・・・うん?
「1カットくらい出番くれてもいいじゃないか、もう無理は言わないから」(わかった)


・・・岩城さんはTV局の廊下で一度だけひばりとすれ違った時の印象を、軽妙な文章で発表しています。少し長いので、これは完結にまとめることができれば、そっとここに掲載しておきます。このブログは、実は毎日微妙に変化しています。思い出すことも多々あって、付け足したり削除したりと常に変化しています。


・・・それほどひばりが好きだった岩城さん、きっとあちらで共演してることでしょう。
たぶんシャンソンを歌ってます。…(・・;)?
実は生前ひばりは、あらゆるジャンルを歌いこなしてましたが、「シャンソン」は歌ってないのですね。理由はわかりませんが、(自分が知らないだけか?)
また岩城さんは日本のシャンソン歌手が大嫌いでした。「気持ち悪い」っとさへ言ってます。ここから独断です。


歌の合間に入るセリフだって最高うまいひばりは、シャンソンとかの区別はなかったのかも、、、なぜならひばりの歌はすでにシャンソンでしたから。(わかる)
でも、、、あちらへ逝ったらひばりのシャンソンが聴けるのかと思うと、なんだか楽しみにもなります。(^^;)