美空ひばり・・・⑦・・「関口範子の幸運」☆☆

・・・話を戻して、、、関口範子の幸運は、ステージ、TV出演、映画出演と、あらゆる場所にピタっと寄り添っていたことだが、なにが幸運!っと言って、これほどの幸運はなかろう。なぜなら美空ひばりの殆ど全てのレコーデイングに、関口範子は立ち会っている」のである。ガ==============ン!!
作詞家のなかにし礼は自著で、「何が美しいと言って、美空ひばりのレコーデイングくらい美しいものはない」っと言ってる。その美しき至福の場所へ、関口範子は常に居たのである。(あ~~~羨ましい。妬ましい。化けて出てやる~~)、、、ま~ま~(~~;)


・・・少し視点を変えて・・・
関口範子は昭和15年2月に東京三ノ輪で生まれている。
美空ひばりは12年に生まれて、24年に「河童ブギウギ」でデビューしてるので、ま~同世代と言ってもいい。
当然、映画全盛の時代で、娯楽は映画しかなかった。関口範子の家の側に映画館があったらしく、実によく通って見てたらしい。1年に7~8本、ひばりの映画が上映されたというから、いかに映画が庶民の娯楽であったか想像できる。
昭和27年には年賀状が7万通以上も配達されて、ニュースにもなったとある。(; °_°)
いろんな意味で良き時代ですね。(今はその年賀状も風前の灯です?)


・・・ここから独断です。
このあたりの内容を読んでると、「あ~人間の強い思いや願いは叶うんだな~」っと思えます。国鉄職員の父親と専業主婦の母親、当時の日本の典型的な、普通に幸せな一般家庭で関口範子は青春を謳歌してます。ひばりと同じで、人間がスレていないのです。まっすぐ育っている気がします。だからまっすぐな彼女が、まっすぐな美空ひばりを好きになるのが解る気します。
この「真っすぐ」というのは、混ざりものが無いということです。混ざりものがないということは、そのように生まれた!ッということです。


・・・よく犯罪を犯した人間が、その家庭環境は両親が離婚だの、父親が行方不明だの、っと、犯罪を侵すに無理のない環境要因として報道されることがありますが、、、っま、それも全否定はしませんが、近頃そうは思わなくなりました。
「人間は、最初からそのように生まれてくる」ようです。
やさしい人は優しく生まれてくるのです。温かい人は温かく、逆に冷たい人は最初から冷たく、意地の悪い人は最初から底意地悪く生まれてくるように思います。遺伝とかカルマとか因果応報とかいろいろ言えますが、それもあるでしょうが、なによりそのように生まれてくるんだな~っと最近は考えます。
だから関口範子は美空ひばりに出会幸運を抱いて生まれてきた!っと言えるのです。