約束のない日記・・・ツイゴイネルワイゼン・・・②

・・・・この曲はなぜか妙に嫌われてることが多い?クラシックに精通してる人はどこかバカにしてるし、バイオリンやってる人は「あんな曲の何がいいの?」っと言う。
そう、丁度クラシックギターの入門曲みたいになってる「禁じられた遊び」みたいなもんだ。覚えた人にはバカみたいな曲なのか、知ってる人には毎度の1パターンの曲なのか、ともかくそれと似たような感じで、このツイゴイネルワイゼンも「あ~あれね」っで終わり。
しかし自分は涙が止まらないくらいに感動し、帰りに曲名と演奏者とレコード会社を教えて貰って、その足でレコード屋に行き、幸いに同じ人のものを入手した。それがヤッシャ・ハイフェッツエという人の演奏だった。以来、どのくらい聴いたか知らないが、ある時からもっと他の人の演奏も聴きたくなり、わりに求めて聴いていった、、、っが、ハイフェッツエをあまりに聴き過ぎた精か、細部にいたるまで(微妙なテンポ、アクセント、ビブラート、ピッチ等)を覚えてしまってるので、自分にはその違いが大き過ぎて、どれもハイフェッツエを越えるものではなかった。
今日まで何人の♩~ツイゴイネル~♬を聴いたか分からないが、ハイフェッツエかどうかはビタリと言い当てる事ができる。イタズラ好きの友人が、遊び半分でいろいろそろえて持参してくる。中にはこれはハイフェッツエの〇〇年のライブ版だ?っとかもっともらしい理由をつけて流すのだが、一度として外れたことがない。たぶん分かる人にはそれほどのことでもないのだろうとは思う。(^O^)
オーケストラの譜面を見つけて買って、聴きながら丹念に追っていたこともある。
妙な言い方だが、人間のパフォーマンスを見る時に、どこかにこのハイフェッツエの高い演奏技術がベースになってるようなところがあって、、、それでTVが部屋にないのかも知れない。(分かる気がする)