・・幅の広い創造者・・


・・・あ~(深いため息)昭和を支えた流行作曲家(すぎやまこういち・筒美京平・船村徹他)たくさんのヒットメーカーが逝去していく。寂しい限りだ。中でも今朝の川口真氏のこのニュースは何かがドスン!と落ちた気がする、、、
 「人形の家」はあまりに有名な名曲ゆえ、昔から知っていたが、後年、その川口真さんと縁あって、一緒に仕事をすることになり、計8曲ほど編曲で共演する機会があった。言動は少し厳しいところもあったが、私には終始優しく接していただいた。どころか「事務所はちゃんとしてるのか?」っとレコーデイング後の心配をしていただいたり、どんどん進めて貰ってなんの不足もないのだが、あらまし形が整ったところで「これでどうかな?」ッと必ず私の意見を聞いてきた。不用意なことはいえないが、一つだけ「テンポ」の早い遅いだけは言えた。それもちゃんと確認してくれた優しい人だった。パーカッションの使い方(つまりはリズム)がじつに巧で、マネージャーの〇〇さんが言うには海外に行っても、面白そうな打楽器をいろいろ買っていたとか。道理でと納得。、、、もう一度仕事したいな~っといつも思っていた。編曲だけでなく、作曲をお願いしたい作詞があったけど、永遠に不可能になった。こ~いう寂しさは、関わっていい思い出しかない者にはキツイ。
 というのは不思議なもので、会社勤めと違って切れると見事に失せ、再縁はその縁花?が咲かない限り難しい。
 あまり一緒に写真を撮ったりしないのだが、川口真さんとはスタジオで撮らせてもらった。(載せたいところだが、私のブサ面が一緒に出るので止めておく。)
 いろんな意味で大衆歌謡曲が華やいでいたいい時代を生きられた、っと思う。
、、、なにせ幅の広い創造者だった。心から合掌、、、